2022年10月7日(金)、富士スピードウェイを擁する富士モータースポーツフォレスト内に『富士モータースポーツミュージアム』がオープンします。
モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる」を設立趣旨に掲げ、国内外自動車メーカー10社の連携による常設展示は、モータースポーツミュージアムとしては世界初の試み。
1922年のストラスブール・グランプリ参加車両で長期間秘蔵され、本格的公開は今回本邦初である「サンビーム・グランプリ」や、1969年の日本カンナム優勝車両で常設展示のご要望を多数いただいていた「トヨタ7」など、歴史に名を残すモータースポーツ車両が国内外から一堂に会します。
展示構成では、「クルマづくり」にモータースポーツが果たした役割、という視点からその系譜をひもときます。最高峰レースに出場した伝説の車両や日本初公開の車両が含まれる約40台の体系的展示や、量産車メーカーの創業者がモータースポーツ車両開発にかけた想いも盛り込み、約130年間のレースにまつわる歴史をご紹介します。レースの熱気の背景にある、クルマを鍛える場としてのモータースポーツの魅力と意義をお客様にお伝えすることが、このミュージアムのミッションです。
富士スピードウェイホテルと一体となって富士モータースポーツフォレストの一翼を担い、モータースポーツファンのすそ野を広げ、モータースポーツ文化醸成に寄与し、そして地域に貢献して親しんでいただけるミュージアムとして、これから歩んでいきます。
コロナ禍になってから久しくサーキットでレースを見ていませんが、徐々に以前の景色を取り戻しつつあります。そんな中で気になっていたのは富士スピードウェイのレース中継の最終セクターで映る、新たに誕生する建築物。それが、ホテルである事は知っていましたが、モータースポーツの歴史において貴重な車が展示されるミュージアムが開業するとは知りませんでした。
2022年は一度もサーキットに行くことができませんでしたが、2023年は富士スピードウェイにも足を運びたい、そしてレースと共に『富士モータースポーツミュージアム』でモータースポーツの歴史を堪能したいと思います。
『富士モータースポーツミュージアム』概要
オープン:2022年10月7日(金)*富士スピードウェイホテル オープン日と同日
開館時間:10時~17時
休館日 :無休(2023年3月まで)
所在地 :静岡県駿東郡小山町大御神645(すんとうぐん おやまちょう おおみか)
設立趣旨:「モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる」
特徴 :(1)世界初の自動車メーカー連携モータースポーツミュージアム:
モータースポーツが量産車の進化に与えた影響がテーマ
(2)国内外の名車 約40台が集結:最高峰レース参戦車両を含む
(3)モータースポーツの歴史を体系的に紹介:
世界の主なレース、日本のモータースポーツ文化の体系的展示
(4)モータースポーツ発展に寄与した「量産車メーカー」の
創業エンジニア:量産車メーカートップ4人が、モータースポーツと
クルマづくりにかけた情熱を紹介
(5)「大人の遊び場・社交場」:富士モータースポーツフォレストの
ミッションを具現化する施設
監修 :トヨタ博物館(愛知県長久手市)
主な展示車両
国内外の自動車メーカーが協力して構成する世界初のモータースポーツの常設展示です。黎明期をはじめとする希少な欧米車両や、数々のレースで活躍した伝説的な日本メーカー車輌など約40台が一堂に集結します。
■動力の転換期から始まったモータースポーツ黎明期
馬車に代わる新しい移動手段としての動力源は、蒸気、電気、内燃機関のどれが一番優れているのか。その決着をつけるための競争の中から自動車レースが誕生。モータースポーツは「動力の転換」という大きな変革期に始まったのです。
世界の自動車メーカーが群雄割拠する時代、最も効果の高い宣伝はレースで勝つこと。自動車メーカーは威信をかけてレースに挑み、熾烈な競争の中で技術は飛躍的に進化していきました。
車両名 :パンァー・エ・ルバッソール Type B2
国 :仏
特記事項:1899年 FR方式を最初に採用した、近代自動車の祖
車両名 :フォード999
国 :米
特記事項:1902年 ヘンリー・フォードが製作したレーシングカー*
車両名 :サンビーム グランプリ
国 :英
特記事項:1922年のストラスブール・グランプリ 参戦車両
車両名 :アルファ・ロメオ6C1750 Gran Sport(シリーズ4)
国 :伊
特記事項:1930年「走る・曲がる・止まる」を高次元でバランスさせたスポーツカー
車両名 :メルセデス・ベンツW25
国 :独
特記事項:1934年のグランプリ制覇、シルバーアローの始まり*
車両名 :チシタリア202C
国 :伊
特記事項:1947年製 1948年のミッレ・ミリア出場車両
車両名 :ポルシェ904-8
国 :独
特記事項:1964年のタルガ・フローリオ クラス優勝車両
■モータースポーツの技術が市販車を作る時代へ
一般公道を封鎖し、特定区間の通過タイムを競う「地域密着型モータースポーツ」を象徴するラリー、耐久性と燃費性能を試される耐久レースなど、国際的なレースが次々と開催され、日本の自動車メーカーも世界最高峰の舞台へ続々と参戦、国内のモータースポーツ文化は急速に発展していきます。
市販車を鍛えてレースに参加する時代から、モータースポーツで培われた先進技術が市販車へフィードバックされる時代へと変化していきます。
車両名 :日野コンテッサ
国 :日
特記事項:1963年 第1回日本グランプリ
ツーリングカー・レース(CIII:700~1000cc)優勝*
車両名 :ホンダRA272
国 :日
特記事項:1965年 メキシコ・グランプリ優勝*
車両名 :ニッサンR382
国 :日
特記事項:1969年 日本グランプリ1、2、10位入賞
(展示車は10位入賞車両)
車両名 :トヨタ7
国 :日
特記事項:1969年 日本カンナム優勝車両
車両名 :三菱ランサー1600GSR
国 :日
特記事項:1974年 サファリ・ラリー優勝車両
車両名 :SUBARUインプレッサ555
国 :日
特記事項:1996年 アクロポリス優勝車両
車両名 :マツダ787B
国 :日
特記事項:1991年 ル・マン優勝*
車両名 :Foot Work ムーンクラフト スペシャル 7/マーチ85J・ヤマハ
国 :日
特記事項:1987年 富士グランチャンピオンレース出場車両
車両名 :オールアメリカンレーサーズ イーグル マークIII/トヨタ
国 :米
特記事項:1993年 IMSA GTPシリーズ チャンプカー
*レプリカ
<ご協力一覧>
■モータースポーツ史監修
山口京一氏 伊東和彦氏
■展示車両
国内)株式会社SUBARU、日産自動車株式会社、日野自動車株式会社、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社、ヤマハ発動機株式会社、ムーンクラフト株式会社、株式会社エッチ・ケー・エス
海外)The Henry Ford、Mercedes-Benz AG、Porsche AG
■展示部品
株式会社ケン・マツウラレーシングサービス
株式会社ブリヂストン
Fan Terrace(ショップ&カフェ)
ミュージアム3階の全長50mのテラスからは、富士スピードウェイの壮大なパノラマをお楽しみいただけます。おいしいコーヒーを飲みながら、豊かなカーライフを演出する希少な書籍やオリジナル雑貨を購入いただけます。くつろぎの中でモータースポーツの歴史の余韻に浸ることができる、「大人の社交場」です。
運営:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC) (電話:0550-78-2481)
入場料金・予約方法
オンライン予約が優先となります。公式WEBサイトからご予約いただけます。団体のご予約は、2023年より受付を開始いたします。
■大人(18歳以上)
平日:オンライン予約 ¥1,600/窓口購入 ¥1,800
休祝日:オンライン予約 ¥1,800/窓口購入 ¥2,000
■中高生
平日:オンライン予約 ¥800/窓口購入 ¥900
休祝日:オンライン予約 ¥900/窓口購入 ¥1,000
■小学生
平日:オンライン予約 ¥600/窓口購入 ¥700
休祝日:オンライン予約 ¥700/窓口購入 ¥800
※障がい者手帳、特定医療費受給者証等をお持ちの方は、平日は各通常料金の半額(付添1名まで半額)
アクセス
静岡県駿東郡小山町大御神645
・東名高速道路御殿場ICより車で約20分
・JR御殿場駅よりタクシーで約20分(13km)
公式WEBサイト・公式SNS
・WEBサイト: https://fuji-motorsports-museum.jp/
・Facebook : https://www.facebook.com/FMM.PR.OFFICIAL/
・Instagram: https://www.instagram.com/fmm_pr/
・Twitter : https://twitter.com/FMM_PR