日本トレンドリサーチ（運営会社：株式会社NEXER）が「インフルエンザ予防接種」に関するアンケートを実施した結果、60.4%が「しようと思わない」と回答したことが明らかになりました。
今回の調査ではまず1問目に「例年はインフルエンザの予防接種をしていますか？」を問い、続いて「今年はインフルエンザの予防接種をしましたか？」を尋ね、それぞれ以下のような結果となりました。
この結果を見る限り、例年と変わらず今年もインフルエンザの予防接種に対しては4割程度しか接種意向がないという結果となっています。また、接種をしようと思わない理由としては、以下のような理由が挙げられています。
- インフルエンザにかかったことがない。（70代・男性）
- 感染対策をしているから。（50代・女性）
- 接種費用が高い。（30代・男性）
- 予防接種をしてもインフルエンザにかかるから。（30代・女性）
- コロナ禍でインフルエンザが流行しないと思うので。（40代・男性）
- 治療薬があるから。（40代・女性）
- 今まで一度も接種したことがないから。（60代・男性）
理由として特に多く挙がっていたのが「かかったことがない」「感染対策をしているから」とのこと、インフルエンザかかったことがない人は結構多いのですね。
また、質問2の回答を質問1の回答別に集計すると、以下のようになりました。
例年は予防接種を「していることが多い」方の42.3％が、今年は「しようと思わない」と回答。なぜ、今年は接種しようと思わなかったのかについて、以下のような理由が挙げられています。
- コロナワクチンとの併用が心配。（30代・男性）
- 今年は流行しないと思うから。（50代・女性）
- ワクチン不足で予約できなかった。（40代・女性）
- コロナワクチンの接種を優先したいから。（60代・女性）
- 職場での接種がないから。（20代・男性）
一方で、例年は予防接種を「していないことが多い」方の24.8％は、今年は「しようと思う」と回答しており、以下のような理由が挙げられています
- 今年はインフルエンザが流行すると聞いたから。（60代・女性）
- 子どもに感染させたら困るから。（30代・女性）
- コロナ禍でインフルエンザになって医療機関に迷惑をかけたくない。（50代・男性）
- 家族に勧められたから。（60代・男性）
- 職場で接種が必要なので。（40代・男性）
新型コロナワクチンの2回目の接種状況は77.6%（2021/12/17時点）となっており、多くの方がコロナワクチンを接種していることが今年のインフルエンザワクチンの接種状況に影響を及ぼしているようです。尚、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンの接種については、お互いに2週間の間隔を開ければ接種可能であり（新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか。｜新型コロナワクチンQ&A｜厚生労働省）、これらの情報が正確に伝わっていないことも要因の1つとしてあげられそうです。
ちなみに、ちゃぶねこの中の人（おっさん）は本日インフルエンザの予防接種を受ける予定でして、特に予約とかしなくても直接病院で受け付けてくれるみたいです。秋口にはインフルエンザワクチンが不足しているなどの情報が出ていましたが、厚生労働省によると「例年の使用量に相当する程度は供給される見込み」とのことです。なんというか、コロナはもちろん怖いですが、インフルエンザも怖い。一度、ワクチンを打ってないときにかかったらエライ目に遭いましたので、、、。
「インフルエンザ予防接種」調査概要
調査期間：2021年12月13日～12月14日
質問内容：
質問1：例年はインフルエンザの予防接種をしていますか？
質問2：今年はインフルエンザの予防接種をしましたか？
質問3：その回答の理由を教えてください。
集計対象人数：1092名（男女各546名）
調査対象者：男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
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