渋谷をはじめとし日本各地に飲食店やライブハウスを展開する「LD&K」。コロナ禍にもかかわらず次々とライブハウスをオープンし、そのビジネススタイルがテレビでも取りあげられていましたが、今度は渋谷道玄坂に教会「道玄坂教会」を2022年2月12日にオープンすることを発表しました。
昼間は教会として一般開放。夜は多目的イベントスペースとして利用される。イベント時以外は基本的にBar「The Church」として営業。渋谷の施設としてはLD&K社15ヶ所目のべニューとなる。祈るもよし、歌うも踊るもよし、ギャラリーにするもよし、イベントやパーティをするも良し、もちろん懺悔も良し、使い方はあなた次第。とのこと。
「道玄坂教会」のオープンに際し、LD&K代表の大谷秀政氏は以下のようにコメントを寄せている。
『コロナ禍に私が最期に創るのは「道玄坂教会」。
コロナ禍が落ち着けば私の出番は終わる。
終活に向けレギュラーのラジオも今年いっぱいに、自ら店に立つのも来春までにしようと思っている。世の中が茶番だという事を私が証明したい。
「道玄坂教会」では私の葬式の様なイベントをやっていく予定。レクイエムをお楽しみに。』
コロナ禍でライブハウスや飲食店を次々とオープンさせる、たぶんほとんどの人には理解ができない行動なのかもしれない。ただ、この大谷秀政という人物のこれまでの行動や考え方を知ると、それはある意味必然だったと言える。そんな彼のことが気になる方は、著書である「CREATION OR DEATH 創造か死か from SHIBUYA (LD&K BOOKS)」を読んで頂きたい、そこにヒントは詰まっている。いや、それでも教会を作るとは全く考えてもいなかったが、、、。
大谷氏が最後に作るのが教会とは、いったいどういう意味があるのだろう。正直、私のような小者にはサッパリ分からない。個人的な話だが私はLD&Kの音楽やライブハウスに救われ、今があると実感している。教会には全く縁はないがそこが救いの場所である事は間違いなく、さらに教会という場所は音楽であふれている。そういう意味では、近い存在だと考えても不思議ではないのかもしれない。
分からないことは多いが、施設が完成したら「道玄坂教会」に行き、自分の目で確かめたいと思う。
[追記]
2月12日、予定どおり渋谷「道玄坂教会」がオープン。こけら落とし公演として湯木慧LIVE『告白』が開催された。
「道玄坂教会」はライブイベントを行うハコとしても興味深いが、何よりも教会と命名した空間そのものに興味津々だ。通常はバー営業を行っているとのことで、近々訪問したい。
[2022/04/10 追記]
全然近々じゃないけど、訪問しまし、た
『道玄坂教会/DOGENZAKA CHURCH』
東京都渋谷区道玄坂2-16-5 セントラル共立ビル1階
バー営業 20:00 – 05:00
公式Web