ペヤングソースやきそば味の柿の種「ペヤングの種」
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この日本でAC/DCファンとして生きる辛さ

2022年1月期のテレビドラマ

ペヤング味の柿の種「ペヤングの種」

こんにちは。喫茶野郎です。

SさんにAC/DCのDVD「Family Jewels」を観てからというものの完全にハマり、アルバムを買ったり、DVDを買ったりしてどんどんAC/DCの魅力に引き込まれていくのでした。
それと同時に「AC/DC」の事を誰かと熱く沢山語り合いたい、という欲求に駆られてるようになってきました。Sさんは仕事もしており頻繁に会うことはなかったので、その欲求を解消することはできません。

僕に出来ることは、とにかくAC/DCについてのインプットの日々。たまにライブの対バンでAC/DCグッズを身につけている人がいたら、嬉々として擦り寄りAC/DCトークを始めるのですが、意外とそんなに好きでも嫌いでもないとか「ロゴが可愛いから」という理由で着用されてるという人が多いということに気づかされるのでした。そういう人に熱量高く語りかける事は、もはや暴力です。血の涙を流し、偽りの、歪んだ笑顔を浮かべるのでありました。

そんな日々を過ごし、もう僕の心身は限界を迎えていました。「AC/DCで誰でもいい!盛り上がりたい!」強く願う毎日を過ごしていました。

20人くらいいるバンドマン達の打ち上げでプロレスの話をすると、その中の3人くらいが異常に盛り上がります。それこそ他の17人の会話を妨げるくらいに。

そうしてプロレス好きのバンドマンは、プロレスが好きじゃないバンドマンに嫌われていくのです。何を隠そう僕もプロレスファンです。あの時は嫌がられていたことでしょう。
しかし、今はどうでしょう?嫌われる事もできないほど、僕の周りにAC/DCのファンはいなかったのです。孤独という名のモンスターが僕を蝕んでいきました。失意の中、しかし日常のパレードは続きます。僕はその日、新しいバイト先に行きました。

僕は10代の頃からアルバイトはほぼ飲食店で、19歳からはラーメン屋一本になりました。

熊本ラーメン、函館ラーメン、喜多方ラーメン、様々なお店でアルバイトしました。そして、新しく札幌ラーメンのお店で働くことになりました。

店名は伏せますが、超有名店で全国各地から色んな人が修行に来るようなラーメン屋でした。アルバイトとして働く僕としても今までで一番厳しいと感じるところでした。持ち前のガッツとど根性でできないことを少しずつできるようにして、段々そのお店にも慣れていきました。

そこは新規オープンのお店で、初代店長は元ミュージシャン。とても良い人でしたが、ノリが今まであったどんな人とも違っていました。

とにかくポジティブな人で、仲間とワイワイやるのが大好きな人でした。
ただそのワイワイやる、というところがとても変わっていたのです。代表的な例のひとつにまず、

「したっすフェスティバル」

という店長が考えた祭りがありました。
その店の厨房いる人間は営業中「ありがとうございました」を「したっす!」というようになっており「したっすフェスティバル」は誰が一番良い「したっす!」を出せるか競い合う祭りでした。

閉店後に店長が「じゃあ、今日もいきますか」というと社員さん、アルバイトは厨房の奥に一列に並び一人ずつ思い思いの

「したっす!!!!!!!!!!」

を叫ぶのでした。

ホールの女の子達は訝しげに僕らを見つめます。デパートのような施設内のラーメン屋だったので他の店舗さんにもこの声は聞こえています。恥ずかしかったですけど、ちょっとでもスカした態度をとると、その後どんなことをさせられるかわからなかったので皆、全力の「したっす!」を叫んでいました。

その他も、色んなルールがありました。

いわゆる●●●が半●起、及び●起した際は「エピソード入りました!」か「エピ入りました!」と手を挙げて報告したり……。(何故エピソードなのか今もわかりません)

出来たラーメンをホールの人に渡す時、店長が優しく浣腸してくるので、その瞬間「ありがとうございます!」及び「あざっす⤴️」と面白い顔と言い方で言ったり……。

今考えれば、意味不明で、何が楽しかったという感じですが、僕は割と楽しんでやっていた方だと思います。しかし、他の皆さんには地獄だったようです。そりゃそうかと今は思えます。

店長が異動する事となり僕が「送別会しないんですか?」と皆に言っても、誰一人「やろう!」という人はいませんでした。
仕方ないので店長と二人で飲みにいきました。今はその店長は札幌で独立されているそうです。いつか行ってみたいです。

そうして、新しい店長に今までその店で2番手だったSさんが就任しました。(前述のSさんとは違う人です)

今日のAC/DC
AC/DC – Back In Black (Live at Donington, 8/17/91)

▽「運命の出会い」に続く

1 comment
  1. 喫茶野郎様の暴走コラムが更新されたにゃり。AC/DCファンとして生きるつらさが伝わってくるにゃりねー、そしてプロレス好きの皆様はちゃんと自覚があったのにゃりか。もう、プロレス話に入ると、人がちょっとずついなくなって行くにゃりよ、、、。後半のエピソードはまったくもってして、AC/DCとは関係なさそうにゃりが、果たしてどうなることにゃら

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