②のつづきです。
滋賀県大津市にある石山駅でレンタサイクルを借りた。
しかも、翌日10時まで借りられる。宿があれば翌朝から早朝サイクリングも可能だ。
三井寺の鐘という昔話を滋賀県の子どもは皆、知ってる気がする。
よく聞いた。
三井寺が近くにあるという。
三井寺の鐘、見に行くか。
気軽な気持ちでペダルをこいだ。
片道12キロ。ギアなしのママチャリだから、1キロ7分として84分。
往復168分。3時間近い。
結果、疲労困憊、汗だくで宿に帰った。
風呂にざぶんと入り、晩ごはんでいただいた風呂上がりのビールが最高だった。
思わず瓶ビール2本いただいてしまった。
三井寺はと言うと、思ったよりすごく大きいお寺だった。
東大寺と並ぶ4大寺として栄えていたらしい。
それはたしかにすごい。
鐘をついて帰ろうか、くらいのつもりで15分で終わるつもりで行ったが、これは2,3時間かけてじっくり参拝した方がいいお寺だったので、次回改めてじっくり参りたいと思った。
とりあえず、ざっと1時間くらいで参らせていただいた。
ダイジェストで紹介したい。
妖怪検定初級をお持ちの方ならご存知かと思うが、鉄鼠はここが発祥だ。
義経で有名な弁慶さん。鐘を引きずって歩いた逸話があるそう。
そんな話、初めて聞いた。
弁慶力餅をいただき、小休憩。
日本、三名鐘、三井寺の鐘。
つくのに800円かかる。
1つき800円。
そんなことがあるのか。
もちろん、ついた。
なかなか三井寺の鐘をつける機会ないから。
いい音だった。
鐘をついた記念に御朱印帳デビュー。
御朱印は日本全国、どこのお寺でも神社でも300円払えばいただけるそう。
ていうか、あれ、300円かかるのね。
1冊に48カ所、御朱印がもらえるので、全部うめると、13,600円が寺社に寄付できるわけで、これはなかなかうまい仕組みだなと思った。
お賽銭って5円とか100円しか入れないから、御朱印をいただくという仕組みを作って300円をいただく流れを作ってるわけだ。
鐘ひとつき800円というのもうまいなと思った。
実際、800円以上の価値ありそうな、とてもありがたい音だった。
三井寺のあとは石山寺へ。
時間が遅くて参拝できなかったが、表の看板を読むと、なんと、
紫式部が源氏物語を書いた寺だとのこと。
そんなこと、初めて聞いた。
なんで中学や高校の先生、教えてくれんかったんや。
めちゃくちゃ聖地やないか。
今回の旅では時間の関係で石山寺は参拝できなかったので、次回、ゆっくり参りたい。
石山寺は立木観音と同じく、山の中にあり、なかなか大きいようなので、時間に余裕をもってゆっくり参拝しよう。
④へつづく。
次は琵琶湖沿いをサイクリングして見つけたあれこれの話。