歩いてく、と書いてるのにブログ始めて2本目いきなりバスに乗る話なんです。恐縮です。
けどコロナワクチンも普及し、そろそろ京都に人が増えつつある今、取り上げる価値がある話題なのであえて穴場なバス系統の話をしようとおもいます。
多分、京都でいちばん混雑してる系統は清水寺方面へ行く系統です。京都駅前のバスターミナルから恐ろしいほどの行列が出来ます。
もしあなたが三十三間堂か京都国立博物館へ行くのなら、若干歩く手間は増えますがほぼ座っていける絶好のバス系統があります。
それが京阪バスの300系統です。
しかもそのバス停も一応「京都駅」を名乗ってます!
名乗ってる、と書いたのは通常の中央口や八条口、アバンティ前のバス乗り場ではなく全然違う場所から発着する・・・言うなれば、第四の京都駅バス停。
その名は、「京都駅 ザ・サウザンド キョウト前」。
ではどうやって行くのかというと、おっきい吹き抜けや大階段のある中央口を出て目の前のバス乗り場には行かず、右(東)へ進みます。
「京都劇場」を目にやりつつ巨大でグレーな京都駅の駅舎が終わるまで数分東へまっすぐ歩いて横断歩道を渡るとホテルがあります。
「ザ・サウザンドホテル キョウト」
ホテル利用者向けのタクシーが止まっている車寄せスペースのピロティ内にバス停があるんです。ここまでで中央口改札から歩くこと3分9秒、歩数にして377歩!(※あくまで個人記録)
いかにもホテルの利用者向けみたいな雰囲気が漂ってますが、路線バスなので一般客も乗れます。京阪七条駅と京都駅を結ぶためにつくられた系統で、最近は七条京阪前からさらに梅小路京都西駅の横にあるホテルエミオン京都へも延長されて、
梅小路・ホテルエミオン京都←→七条壬生川←ーーーーーー→七条京阪前
京都駅(ザ・サウザンドキョウト前)←ー↑
という感じで走っています。京都駅から直接梅小路へ行かずわざわざ七条京阪を経由するあたりが京阪電車と連絡するためにつくられた路線なんだなって感じで面白いです。
あとお得な情報として付け加えると京阪電車の利用者と「ザ・サウザンド キョウト」「京都センチュリーホテル」の利用者は片道100円(現金のみ)で京都駅←→七条京阪前を乗ることができるそうです。なので、正規の運賃片道230円を考えるとジュース代くらいは浮きますので上手に使いたいですね。
#京阪七条駅の改札内に割引券発券機が置いてあるのでこれが一般の人には一番使いやすいのではないでしょうか。
てな感じで解説はそれぐらいにして、、、
バスがやってきました。京阪特急とカラーリングが同じバス。小さめのバスだからか電車と比べてしまうからか、なんだかチョロQ感があります。
乗客は僕以外にはひとり。もう余裕で座っていけます。
ホテルを出たバスは塩小路通ですぐ右折し東へ行くことノンストップで約5分。塩小路橋で鴨川を渡って左折、北へ進みほどなくすると七条京阪前バス停に着きました!
バスはここからさらに交差点を左折しふたたび鴨川を渡り、七条通りをずーっと西進し、梅小路京都西駅に隣接したホテルエミオン京都へと行きます。
さて川端七条交差点の南西側にあるバス停から、三十三間堂方面へと向かいます。
バス停一つ分歩きますが、ここからなら疲れるほどではありません。
七条通りを東へ、信号を守りつつまっすぐ歩くこと5分2秒、503歩(※参考記録)で三十三間堂の西側の門までたどりつきました。
ここからさらに京都国立博物館のチケット売り場までは3分13秒、184歩です。七条京阪前バス停からだと国立博物館までは単純計算8分15秒、約687歩。
(※僕の実測なのであくまで参考記録です。大人の男性の記録ですので女性はもう少しかかるかもです。)
ま、そんなもん大体でええねん、って感じなんですが、一応『歩いてく京都』なんで、ちょっとこだわってみました。
というわけで、今回は観光シーズンでも空いてて座れるバスルートをひとつ取り上げてみました。他にもそういった使える系統はありますが、またの機会に。
PS:よーく考えたら、逆に七条京阪から京都駅へ出るほうが役に立つかも。観光シーズンは清水寺方面から来たバスは206系統とかはまず座れないでしょうから。そんな時はちょっとテクテクと七条京阪まで歩いてこのバスを使うのもいいと思います。ただし、市バスではなく京阪バスですので「バス1日券」は使えませんので気をつけてくださいね。(「地下鉄・バス1日券」は使えます)
参考リンク:京阪電車HP「ステーションループバス」 https://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/stationloopbus/