人生ではじめて口にした球磨焼酎は高橋酒造の「白岳」です。
初回の記事では繊月酒造の「繊月」を取りあげましたが、一番最初に球磨地方で買ったのは「白岳」です、「白岳 しろ」ではなくスタンダードな「白岳」なのです。今となっては本当なのか自分自身でも疑問なのですが、25年前は一升瓶で800円台だった気がします。酒税が改正されまくって、今では1800円とかですけど当時はめちゃめちゃ安くてその衝撃が凄くて思わず買っちゃったんですよね、一升瓶を。
で、それを自動車免許取得のために泊まっていた合宿所に持ち込み飲んでいたわけですよ。自分自身はじめて口にした球磨焼酎だったのですが、当時は日本酒ブームのまっ最中で同じお米を使ったお酒なのに、日本酒の旨味とはかけ離れた存在の球磨焼酎に最初はかなりビビっていました。合宿所は大学生ばかりで、みんなもはじめて球磨焼酎を口にしていましたがファーストインプレッションはかなり微妙でしたね、、、。まあ、飲み方がサッパリ分からずにいきなりロックで飲んでたからなぁ。
で、教習所の先生に球磨焼酎の飲み方を聞いたら、まずは水割りがいいとアドバイスをしてくれて、水で割って飲むことでその魅力をはじめて感じることができたわけです。フツーに水道水で割って飲みましたが、まあその水道水ってもちろん球磨の水だから一番相性がいいのだろうなぁ。
その後、大学時代はほとんど球磨焼酎を飲むことがなかったのですが、上京し比較的容易に手に入る球磨焼酎が「白岳」や「白岳 しろ」だったこともあり、自分の中では超定番球磨焼酎とも言えます。たぶん、最も飲んだ球磨焼酎も「白岳」ブランドですね。
これは、熊本に取材で行ったときに買った「白岳」のワンカップ。熊本と言っても球磨ではなく熊本市内でしたが、なんかフツーに売ってました、焼酎のワンカップとかも現地だとあるんだよなぁ。飲み方に悩みましたが、もう、そのまま常温ストレートで飲んじゃいました、それもまたアリです。
「白岳」は球磨焼酎の中ではシンプルでスッキリとした味わいのライトタイプに分類されますが、それだけにどんな料理にも合わせられる球磨焼酎だと感じています。どのような飲み方もアリですが、個人的には事前に割水(水を加える)して1日寝かしたのが一番です。ただ、なんか水道水だと違う感じがするんだよなぁ、、、球磨の水を手に入れて割り水したい気持ちに駆られます。球磨の水ってネットで買えるのかな?
世田谷区の最寄りのスーパーで買えるのは「白岳 しろ」ですが、ちょっと大きめのスーパーに行くと「白岳」の1.8リットルや900ミリリットルの「白岳」を買うことができます。そして、最近は「白岳 KAORU」なるネオ白岳みたいな焼酎もよく飲んでますが、そのお話はまた改めて。