(⑩の続きです)
noteとは別にこの記録は紙の冊子(ZINE)でも作っていて、ホッチキスで止められる紙の枚数の都合上、1巻はここでおしまいとなる。
1冊でおおよそ25,000字。
最後のエピソードに向けて盛り上がるわけでもなく、カレーフェスのしょぼいギャラの話で終わってしまい、申し訳ない。
編集という職業の方が世の中にいることは知っていたが、自分がこうして11万字を越える分量の、本のようなものを作ることになって初めて、これはおそらくプロの人の力を借りる方がいいのだろうなと思うようになった。
基本的には時系列の順でエピソードを書いたが、下北沢の事情やカレーフェスの成り立ち、運営メンバーについてあまり知らない方が読むことを考えると、もっとわかりやすい順番があったのではないかと思う。
また、こういうエピソードを書いたらもっと内容がわかりやすくなるのに、ということもあるだろう。
11万字を越える文章のかたまりは、私にとっては象のようで、象使いのように象に立ったり座ったり、上手に芸をしてもらうことはできなかった。
象を連れてきて、皆さんに見てもらうのが精一杯だった。
今回作ったこの記録は試作版で、これをたたき台にして、来年、2022年の下北沢カレーフェスに向けて完成版を作る予定だ。
読んでくれた方の感想を参考にして修正し、今回やりたかったが時間が足りずできなかった関係者へのインタビューも加えたい。
コアスタッフの3人(西山、阿部、Dブラック)はもとより、黒田さんやデザイナーのm-ninaさん、まだ1巻には登場していないがカレー王やカレーまんズ11のメンバーなどなど、お世話になった皆さんに久しぶりに会って、あの時はありがとうございました(そしていろいろごめんなさい)と言いながら、当時の思い出話を聞かせてもらいたいと思っている。
ということなので、もしよかったら、これを読んだ感想を岩井まで教えていただけるとありがたいです。
「こういうエピソードを読みたい」
「こういうエピソードがあるともっとわかりやすいかも」
といったご提案もいただけると助かります。
そういう役に立つご意見以外にも、シンプルに感想をいただくだけでも、書いた者としては嬉しいです。
一応、私のTwitterアカウントを書いておきます。
さて、では第2巻の予告です。目次を紹介します。
【1年目はどうやって宣伝してたん?】
【カレーまん北沢タウンホール突入事件ってなんなん?】
【カレーまん、深夜のマウントぼこぼこ事件ってなんなん?】
【1年目のカレーフェスの開会式ってなんなん?】
【開会式や閉会式の司会をしてた姫乃たまさんってなんなん?】
【1年目のスタンプラリーって甘かったん?】
【1年目からカレーフェスが成功した理由ってなんなん?】
【1年目の動員数2万人ってほんまなん?】
【カレーまんが帰国するための資金あつめってなんなん?】
【1年目終わったあと、どんな感じやったん?】
【シモキタコレクションってなんなん?】
【ばるばる下北沢ってなんなん?】
いよいよこのあと、1年目のカレーフェスがどんな様子だったかについて書いていきます。
そして1年目のカレーフェスが終わった後の話、そこから領域展開していく下北沢での町おこしイベントのあれこれなど。
そして第3巻からは2年目のカレーフェスの話が始まります。
最初の3年間を中心に書いたので、3年目の話を第4巻に書き、第5巻には4年目~10年目についての話が入るのかなと予想しています。
まだまだ先は長いのですが、よかったらおつきあいください。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
2021年10月
下北沢カレーフェス10周年を記念して。無事に始まり、無事に終わることを祈念して。
下北沢カレーフェスティバル初代総合プロデューサー いわい ゆうき
(2022年6月追記)
2021年のカレーフェスは無事に終わった。
2020年、2021年と色々な偶然や幸運に恵まれて、コロナ過も毎年続けて開催ができている。
関係各所のご協力はもちろんのことだが、運営を担うアイラブ下北沢の2人(西山さん、阿部さん)とカレーまん(ディーブラック)の並々ならぬ努力の賜物だと思う。
2021年は10月のカレーフェスは開催できたが、それも3回の開催期間延長を経てやっと開催できていたし、2021年7月に予定していたミニカレーフェスは緊急事態宣言により、中止を余儀なくされている。
現場では相当ストレスフルな判断を日々求められていたと思う。
私とはちがい、謙虚な3人なので、この場を借りて3人の功績を大いに称えたい。
さて、この連載はここでいったんおしまいとなる。
続きが読みたくなった方は2022年10月に発行予定の「下北沢カレーフェスティバルってなんなん?」第2巻を買ってください。
印刷したZINEは500円(カレーフェス期間中は400円)、noteは300円です。
2巻以降をちゃぶだいで無料公開するかどうかは、ちゃぶねこさんとも相談しますが、公開するにしても少し先になるのかなと思います。
先のことなどわかりません。そうです。買うのです。
買えるとき、読めるとき、読みたいと思った時、それがあなたの大安吉日。
幸運の神様は前髪しかない(っていうけど、そんなはげ方してる人、珍しいし、いくら神様だからと言って急に髪の毛つかまれたらすごく嫌だと思う)のです。
※トップ画像は2021年12月に創設メンバー4人で埼玉県小川町にある小川ぐらしの茄子おやじに行った時の写真です。2011年からのつきあいですが、4人でお出かけしたのは初めてのことでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。